日本代表・森保監督が相手選手とボールの奪い合い?激戦でも自然と出た人の良さ

後半、ボールを拾いに来たオーストラリアのフルスティッチ(右)に驚く森保監督=埼玉スタジアム(撮影・堀内翔)
試合後、ファンに直接声をかける日本代表・森保監督=埼玉スタジアム(撮影・堀内翔)
試合後、安堵(あんど)した表情の日本代表・森保監督=埼玉スタジアム(撮影・堀内翔)
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 進退をかけたW杯アジア最終予選のオーストラリア戦(12日、埼玉スタジアム)で、日本代表・森保一監督のコミカルなしぐさが印象的だった。

 相手のオウンゴールで勝ち越した後半のロスタイムにタッチラインを割ったボールを拾おうとする森保監督。それと同時に、試合再開を急ぐオーストラリアのフルスティッチも猛然とダッシュしてボールを取りに来る。そして偶然にも2人でボールを拾い合うことになった。

 これには森保監督も驚いたように両手を挙げて口をとがらせながら笑顔になり、フルスティッチもボールを手に持ちながら笑顔でピッチに戻った。緊迫した試合のなかで森保監督の人柄が表れた瞬間だった。

 試合後はゴール裏やバックスタンドのファンに頭を下げながら、直接声をかけて謝意を示した森保監督。その表情には、安堵(あんど)の色がにじんでいた。(写真・文=堀内翔)

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