花咲徳栄野球部出身の大志山は「前相撲」黒星デビュー

長谷川(手前)に敗れ前相撲デビュー戦は黒星に終わった大志山=福岡国際センター(撮影・和田康志)
落ち着いた取り口で前田(右)との前相撲を制した旭海雄=福岡国際センター(撮影・和田康志)
前相撲に出場した(上段左から)旭海雄、前田(下段左から)長谷川、大志山=福岡国際センター(撮影・和田康志)
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 「大相撲九州場所・3日目」(14日、福岡国際センター)

 序ノ口といえば相撲の番付の一番下。転じて「この程度の暑さはほんの序の口だ」など物事の始まったばかりの様子を表す言葉になった。

 本場所では午前9時ごろから始まるが、それより前に行われる番付に載らない取組がある。それが「前相撲」だ。

 場所前の新弟子検査に合格した者らが出場する前相撲は、3日目から始まって2勝した者から勝ち抜け、対戦者がいなくなるまで連日続けられる。先に勝ち抜けた者から順に翌場所番付の序列が上位となる。

 九州場所の前相撲に出場したのは旭海雄(大島部屋)、大志山(立浪部屋)、長谷川、前田(ともに安治川部屋)の4人。

 モンゴル出身の旭海雄は日体大時代に大の里とチームメイトだった23歳。大志山は花咲徳栄高野球部で学生コーチとしてチームを支えた経験を持つ。前田は検査合格時83キロの小兵ながら沖縄・中部農林高で今年の高校総体出場を果たし、同門の長谷川は五所川原農林高で今年の高校総体個人3位の実績を引っ提げての各界入りだ。

 前相撲初日は旭海雄、長谷川が勝利を挙げたが、4人の相撲人生は始まったばかり。まだ序ノ口にもなってないのだから焦らず粘り強く頑張ってほしい。(デイリースポーツ・和田康志)

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