K-1王者・久保優太がボクシング転向を表明 五輪、プロ王者目指す

 初代K-1 WORLD GPウェルター級王者・久保優太(32)が3日、王座返上とボクシングへの転向を発表した。

 久保はK-1 WORLD MAX 2011-63kg日本王座、初代Krushウェルター級王座などのタイトルを獲得。2014年11月からは現体制のK-1を主戦場としており、17年9月の初代ウェルター級王座決定トーナメントを制して王座に就いた。これまでメルシック・バダザリアン、城戸康裕、ジョーダン・ピケオーを破り、3度の防衛に成功している。

 この日の会見で久保は「僕は7歳でテコンドーを始めて、ピーター・アーツを見てK-1に憧れて、高校1年生でキックボクシングを始めました。それからK-1MAXにも出て、2017年に初代K-1 WORLD GPウェルター級のベルトを取りました。そのベルトを約2年半保持することができて、この階級のラスボス的なジョーダン・ピケオーも倒すことできて、やりきったという思いがありました」とあいさつ。

 「僕はボクシングに転向しようと思います。オリンピックで金メダルを取りたい、(プロボクシングで)チャンピオンになりたいと思って転向を決めました」と表明した。

 その理由を「妻のサラちゃんに『久保ちゃん、オリンピック出ないの?』と言われて、ボクシングはオリンピック競技だし、いろいろと調べたら元プロでも大丈夫だということで、K-1を引退してボクシングにチャレンジすることを決めました」と説明。

 今後の所属ジムやスケジュールについては改めて発表予定だといい、最後に「僕にとってK-1は夢であり、青春でした。K-1での経験を生かして、僕は自分のことを生涯K-1ファイターで、生涯格闘家だと思っています。これからもみなさんのパワーを借りて、新しいチャレンジを応援してくれたらいいなと思います」とメッセージを送った。

 久保の弟・久保賢司(31)はNJKFとRISEの王座を獲得するなどキックボクシングで活躍後、ボクシングに転向したが、2017年からはK-1に参戦している。

 なお、久保が返上した王座は、新王者決定トーナメントを開催する方針だ。

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