新日本G1開幕 飯伏がオカダ撃破!連覇へ好発進「本当の神になる」

 オカダ・カズチカ(左)に蹴りを浴びせる飯伏幸太(撮影・佐々木彰尚)
 オカダ・カズチカに勝利しファンに語りかける飯伏幸太(撮影・佐々木彰尚)
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 「プロレス・新日本」(19日、エディオンアリーナ大阪)

 20選手が2ブロックに別れて争うシングルリーグ戦「G1クライマックス」が開幕。Aブロック公式戦5試合が行われ、前回優勝の飯伏幸太は優勝候補のオカダ・カズチカを破って蝶野正洋、天山広吉に続く連覇へ好発進を決めた。

 飯伏はオカダとはこの試合前まで1勝3敗。昨年のG1では勝利したものの、今年1月4日の東京ドーム大会ではオカダのIWGPヘビー級王座に挑戦して敗れており、初戦でいきなりリベンジも兼ねた最大の山場を迎えた。

 持ち味の華麗な空中殺法、多彩な蹴りなどで攻め込むも、オカダの変型コブラクラッチで何度も絞め落とされそうになるピンチに陥った飯伏。だが終盤、オカダから、飯伏の必殺技である両腕をつかんで放つヒザ蹴りカミゴェのお株を奪うかのように、両腕をつかんでのドロップキックを放たれると、強引にパワーボムで撃墜。さらに、ボマイェ、カミゴェをたたき込んで、20分超の激闘にピリオドを打った。

 試合後マイクを握った飯伏は「こんな状況の中、集まってくれてボクは本当にうれしいです」と大阪のファンにあいさつし、「Aブロック、いや、このG1の優勝候補であるオカダ・カズチカに勝った1勝はめちゃくちゃ大きいと思います」と強調。8月には自身が神とあがめる棚橋弘至から「次はお前が神になれよ」と託されており、「ボクは逃げない、負けない、あきらめない、裏切らない。そして、ボクは本当の神になる」と宣言して、大会を締めた。

 インタビューでは「リベンジも含めて、今日の一戦、全力で戦いました。ボクはG1はリーグ戦なので配分を考えて戦う、こう言ってきたんですけど、初戦がオカダ戦。これは全力でいくしかないんですよ。だから、全力でいきました」と力説。だが、オカダが必殺技のレインメーカーを出さなかったことで、「オカダ選手は本当の全力じゃない。また1対1で戦う日が来たら、もう一度きれいに決着をつけましょう」と呼びかけた。

 そして、「本当の神」の意味を問われると、「みんなが思っている神というものは、ボクの尊敬する棚橋さんだったり、中邑(真輔)さんだったり、いろんな人物のことを言っているんですけど、これはみんなの想像に任せますよ。ボクが言っているのは本当の神。神様になる。これはたぶん分からないと思うんですよ。分からないけど、分かる人には分かると思う。本当の神様になるという意味の神」と説明した。

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