新日本G1・内藤、KENTAに丸め込まれV逸「ショック以外何もない」

 内藤哲也(左)にエルボーを叩き込むKENTA=両国国技館
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 「プロレス・新日本」(17日、両国国技館)

 20選手がA、Bの2ブロックに分かれて争うシングルリーグ戦「G1クライマックス」Bブロック最後の公式戦が行われ、内藤哲也はKENTAに敗れて勝ち点12でEVIL、SANADAと首位に並んだが、直接対決の勝敗により優勝決定戦進出を逃した。

 両者は2月に内藤のIWGPヘビー級・同インターコンチネンタル2冠王座にKENTAが挑戦して敗れて以来の対戦。今年1月5日の東京ドーム大会で内藤が史上初のIWGPヘビー級と同インターコンチネンタルの2冠獲得を成し遂げた後の観衆との「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」大合唱を、KENTAの乱入によって阻止された因縁もある。

 KENTAはIWGP USヘビー級王座挑戦権利証の入ったブリーフケースで内藤を殴打してダメージを与えると、首の集中攻撃、ダイビングフットスタンプ、ファルコンアローなどを繰り出して優位に試合を展開。だが、内藤は終盤、KENTAの必殺go 2 sleepをデスティーノで切り返してチャンスをつかみ、バレンティアからのデスティーノでトドメを刺そうとしたが、KENTAに首固めで丸め込まれて3カウントを許した。

 2冠王座と合わせて史上初の“3冠”の夢が絶たれた内藤は「これじゃあ、1勝も出来ていない選手と一緒。このG1クライマックスは全員が優勝を目指しているわけで、優勝以外の選手はみんな横一線だからね。このシリーズ、緊張感持ってやってきたけど、これで全部パーか」と悔しさいっぱい。「今日の敗戦はショック以外何もないな。ちょっと言葉が見つからないよね。情けない結果になっちまったぜ」と肩を落とした。

 一方、リベンジを果たしたKENTAは、試合に無関係なコメントを並べる“KENTA節”を続け、最後に「オレが結局何が言いたかったかっていうと、『今シリーズここまで一緒に戦ってくれてありがとう』。ちょっとごめん、今のなしで。こんだけ毎日やったら滑るときもあるっつーの」と話して去っていった。

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