比嘉大吾「世界を狙える道筋」大みそかにWBO・AP王者ストロング小林に挑戦

 ボクシングでデビュー15試合連続KO勝利の日本記録を持つ元WBC世界フライ級王者の比嘉大吾(25)=Ambition=が12月31日に東京・大田区総合体育館でWBOアジアパシフィック・バンタム級王者のストロング小林祐樹(29)=六島=に挑戦することが4日、発表された。

 比嘉は野木トレーナーとともにオンラインで会見に出席。10月26日にバンタム級10回戦では堤聖也(角海老宝石)と引き分けて以来わずか2カ月の間隔での試合だが、野木トレーナーは「これぐらいの期間で試合をしたこともあるので、フィジカル的には今はハードなトレーニング時期ですけど、大みそかの試合に向けては順調に進んでいます」と問題ないことを強調した。

 比嘉は小林の印象について「タフで攻めてくるタイプのボクサー」と説明。引き分けに終わった堤戦では消極的な戦いを反省しており、「課題がいっぱい見えた試合で、倒しに行かないと、自分が振り返って映像見たときにもあんまり楽しくなかった。自分のボクシングをして結果、倒せるようにします」と意気込みを示した。

 小林はIBFとWBOの世界ランクに入っており、比嘉は勝利すれば自身のWBCと合わせて3団体の世界ランクに入る見込み。世界王座へ返り咲くために大きな意味を持つ一戦と言え、ジム関係者は「ランキングに入るので、世界タイトルマッチを狙えるところまで上げて、チャンスがあれば世界戦を組みたいというのは来年以降で考えている。4団体どこでも狙える状態にしたい」との青写真を描く。

 野木トレーナーも「2、3試合、ボクなりの査定が続くかなと思っていて、そのうちの1試合という感じ。世界タイトルを狙える道筋じゃないとどうしようもないと思っているので、それに向けて昇っている段階というか、必要なものを見分けている最中」とこの試合を位置づけながらも、「できれば次の試合でボクからの合格点が出ればいいと思っています」と期待した。

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