新日本G1開幕・鷹木 石井との大激闘制し白星発進!「あのオッサン、ぶっ飛んでるよ」

 「プロレス・新日本」(18日、エディオンアリーナ大阪)

 20選手がAとBの2ブロックに別れて争うシングルリーグ戦「G1クライマックス」が開幕。IWGP世界ヘビー級王者の鷹木信悟は石井智宏を破って白星発進を決めた(27分56秒、ラスト・オブ・ザ・ドラゴン→片エビ固め)。

 ともに気迫を前面に押し出すファイトスタイルの2人は、序盤から無数のエルボー、チョップ、頭突き、ラリアットを打ち合い、さらにはバックドロップ合戦も繰り広げるなど火花が散るような激しい戦いを展開。それは終盤、さらに激化した。

 鷹木はデスバレーボムからフィニッシュ技ラスト・オブ・ザ・ドラゴンを狙ったが、石井は切り抜けて、投げっぱなしのドラゴンスープレックスをお見舞い。さらに、石井はラリアットから垂直落下式ブレーンバスターを狙ったが鷹木は回避し、投げっぱなしドラゴンスープレックスをやり返した。

 そこから鷹木はスライディングエルボー、右腕のラリアット、パンピングボンバーを発射。石井は驚異的な粘りを見せてのど笛チョップ、頭突きで抵抗したが、鷹木は頭突きを打ち返し、最後にラスト・オブ・ザ・ドラゴンを成功させて大激闘にピリオドを打った。

 試合後、鷹木はマイクを持ったものの、ダメージのあまり「ちょっと待ってくれ」と、呼吸を整え、「今年もこの季節がやって来たな。G1だけに激烈な秋がよ。おかげさまでいいスタートが切れたぜ」とアピール。「うわさによると、『IWGP王者はG1を優勝できない』。誰だ、そんなこと言ってんのは。過去に2人いるんだろ(武藤敬司と佐々木健介)。だったら、3代目の(IWGP)世界(ヘビー級)王者が3人目の快挙を成し遂げてやろうじゃねえか」と、高らかに宣言した。

 インタビューでの鷹木は「誰だ、Aブロックは鷹木、内藤、飯伏が(決勝へ)行くんだって言ってたな。石井智宏、どう見ても優勝候補じゃねえか。あのオッサン、ぶっ飛んでるよ。ノドにチョップはダメだろ。声まで“龍魂”になっちまったよ」と、つぶれ気味の声で石井を称賛。新型コロナウイルス感染から復帰2戦目での白星発進に「本当の意味で、今日がオレの復帰戦じゃねえか。勝利で飾れた意味は大きいよ」と満足感をにじませた。

 そして、この日に内藤哲也を破った次戦の相手ザック・セイバーJr.に言及。「お前も覚えてるんだろ。12年前、ドイツでオレにサブミッションでやられたことを。どんなに時がたとうよ、オレも進化しているんだ。しっかり実力の差を見せつけてやるぜ。なんだったら、オレの奥の手、サブミッションでお前から勝ったっていいんだぜ」と、サブミッションの名手であるザックに予告した。

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