MVPは同志社英文学科4年生の酒本龍一 3回TKO ボクシング西日本新人王決定
「ボクシング・西日本新人王決勝戦」(19日、エディオンアリーナ第2競技場)
チャンピオンへの登竜門「西日本新人王決勝戦」が開催され、棄権のあった3階級を除く9階級で争われ、今年度の西日本新人王が決定した。最優秀選手賞にはダウンの応酬を制し、3回2分18秒TKO勝ちしたスーパーフェザー級の酒本龍一(21)=VADY=が輝いた。技能賞にライトフライ級の神垣拓磨(21)=井岡、敢闘賞にフライ級の森野大地(28)=フュチュール=が選出された。
各階級の新人王は11月14日にエディオンアリーナ大阪第2競技場で開催される「西軍代表決定戦」に出場し、西部日本・中日本新人王対抗戦の勝者と対戦する。勝者が西軍代表となり、全日本新人王決勝戦に進む。
MVPに輝いた酒本は「まさか自分が取れるとは思わなかった」と驚きの表情。初回に右ストレートで先制のダウンを奪うが、仕留めに出たところで逆に右ストレートを浴びて初のダウンを喫した。それでも攻撃を緩めることなく3回に連打でレフェリーストップを呼び込んだ。
現在、同志社大学文学部英文学科の4年生。ボクシングで勝負すると決め、就職活動は行っていない。「一試合一試合に集中していきたい」とまずは全日本新人王を目指す。
▽ミニマム級5回戦 藤本大輝(ミツキ)×判定0-3○初田翔(寝屋川石田)
▽ライトフライ級4回戦 細田耕平(VADY)×判定0-3○神垣拓磨(井岡)
▽フライ級4回戦 森野大地(フュチュール)○TKO2回40秒×塩崎晃大(アポロ)
▽スーパーフライ級5回戦 芳賀慧彦(大阪帝拳)×1-2○山下陸(六島)
▽バンタム級 平井乃智(寝屋川石田)※不戦勝
▽スーパーバンタム級 森田翔大(森岡)※不戦勝
▽フェザー級4回戦 宮正太郎(VADY)○判定3-0×中逵友太(ディアマンテ)
▽スーパーフェザー級4回戦 酒本龍一(VADY)○TKO3回2分18秒×小川雄弘(ヨシヤマ)
▽ライト級4回戦 芝本龍悟(大鵬)×判定0-2○伊集院嵐(SFマキ)
▽スーパーライト級4回戦 山下玄輝(結花)△引き分け0-1△清水新(仲里)※新人王規定により山下の勝者扱い
▽ウエルター級4回戦 大島光容(尼崎亀谷)×判定0-3○豊中勇左(ワイルドビート)
▽ミドル級 宮本康平(真正)※不戦勝