朝倉海“ボンサイの刺客”ヤマニハ撃破で4強!KO逃し「微妙な試合」「申し訳ない」
「RIZIN.30」(19日、さいたまスーパーアリーナ)
RIZINジャパンGPバンタム級トーナメント2回戦が行われ、前RIZIN同級王者の朝倉海(27)=トライフォース赤坂=がアラン“ヒロ”ヤマニハ(35)=ブラジル=を3-0の判定で破り、準決勝へ進出した。
RIZINライト級王者ホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル)、6月に兄の朝倉未来を破ったクレベル・コイケ(ブラジル)ら、RIZINで猛威を震うボンサイ柔術の新たな刺客ヤマニハを迎え撃った海。開始からプレッシャーをかけてコーナーへ追い詰めると、スピード豊かなパンチを次々打ち込んだ。2度タックルされたものの、テークダウンは許さず。右ストレートでぐらつかせ、一気にグラウンドで上に乗ると、寝技を得意とするヤマニハに三角絞めで捕らえられそうになったが脱出した。
2回はスタンディングでけん制しあう場面が目立つ中で、海は2度、3度とパンチをたたき込む。組み付かれて、サバ折りの状態でコーナーに押し込まれるも脱出。そして。強烈な左ボディーをヒットさせたものの、ひるまず前に出たヤマニハにまた組み付かれて2回を終えた。
3回もスタンディングでけん制し合う中、ヤマニハは両手を後ろに回して挑発。そしてタックルからテークダウンさせ、背後から攻め込むも、海はまたも脱出。その後、海は手数を増やし、ヤマニハの右左のフック連打をもらうなど苦しんだものの押し切った。
マイクを持った海はKOを逃したことで、「メイン(イベント)なのに判定で微妙な試合をしちゃって、申し訳ないです」と観衆に謝罪。それでも、「このトーナメント、絶対優勝するので、大みそかまでに必ずもっと強くなって戻ってくることを約束します」と宣言した。