拳四朗、地元京都でV9だ「カッコいい勝ち方したい」コロナ感染で練習停止も影響なし

 「ボクシング・WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ」(22日、京都市体育館)

 調印式・予備検診が20日、京都市内で行われ、9度目の防衛を目指す王者・寺地拳四朗(29)=BMB=と、同級1位・矢吹正道(29)=緑=が勝利への自信を見せた。矢吹はPCR検査を受け、陰性を確認。8月に新型コロナ陽性判定を受けた拳四朗は「感染隔離期間終了から6カ月はPCR検査を免除」という日本ボクシングコミッションと日本プロボクシング協会が策定のガイドラインに従い、検査は行われなかった。

 待ち望んだ凱旋防衛戦が世界戦10戦目にして実現する。拳四朗は練習拠点を置く東京からこの日、地元京都入り。「地元の方もたくさん来てくれるのでやる気がいつもより上がっている。カッコいい勝ち方をしたい」と宣言した。

 8月25日に新型コロナ陽性が判明。今月10日に予定していた試合は開催が危ぶまれたが、幸いにも早期に回復。12日間の延期だけで、会場も変更なく決行される。

 感染判明から約10日間は自宅療養となり、練習は停止。試合直前に生じた空白に不安もささやかれるが、影響なしを強調する。それを示すように予備検診では胸囲が前回4月の試合から2・7センチ増加した。篠原茂清トレーナーとのフィジカルトレーニングの成果だと胸を張った。

 具志堅用高の持つ13連続防衛の日本記録更新を掲げる王者。「動きはすごく良い。勝てる自信はある。一発だけは気を付けて、自分のボクシングをするだけ」。地元でインパクトを残し、V9を達成する。

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