山中竜也 長谷川穂積氏が作詞&演奏曲で入場 硬膜下血腫から復帰後2連勝

 ジョナサン・タコニン(左)と復帰2戦目を戦う山中竜也
 ジョナサン・タコニン(右)と復帰2戦目を戦う山中竜也
 ジョナサン・タコニン(左)と復帰2戦目を戦う山中竜也
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 「ボクシング・8回戦」(14日、神戸市立中央体育館)

 元WBO世界ミニマム級王者の山中竜也(27)=真正=が、WBC世界フライ級15位のジョナサン・タコニン(35)=フィリピン=を3人のジャッジがフルマークの3-0判定で下し、硬膜下血腫からの復帰後、2連勝を飾った。

 世界挑戦経験もあるサウスポーのタコニンに対して、多彩な攻撃で元世界王者の貫禄を見せた。最終8回には、ワンツー、ボディーと怒とうの攻撃で相手を追い詰めた。

 この試合の入場曲には、ジムの先輩で元世界3階級王者、長谷川穂積さん(41)がベースを担当する音楽バンド「マクブラウンド」のオリジナル曲「夢の途中」を初めて取り入れた。長谷川さんが作詞に参加したもので、山中は「僕をイメージして書いてくれたもの。中学から憧れの人に曲を作ってもらってうれしい」と話した。

 長谷川さんは、自身のYouTubeチャンネルで「脳のダメージを負い、復帰した山中に曲を作ろうという話になった」と経緯を説明。自身の演奏する曲を公開している。

 山中は18年7月に世界王座の2度目の防衛戦で敗れ、硬膜下血腫が判明。日本ボクシングコミッション(JBC)の規定で一度は現役を引退したが、昨年12月の規定変更で復帰がかなった。今年3月に3年8カ月ぶりに復帰し、KO勝利を飾っていた。

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