亀田興毅氏「最短記録ですね」“デビュー4戦目”世界戦構想 1・6大阪大会

 元世界3階級王者でボクシングイベント「3150FIGHT」をプロデュースする亀田興毅ファウンダー(35)がプロモーターライセンス取得後、初めて開催した「3150FIGHT vol.3」(14日・エディオンアリーナ大阪第1競技場)から一夜明けた15日、大阪市内で取材に応じ、今後の展望を語った。来年1月6日に再びエディオンアリーナ大阪で開催する「3150FIGHT vol.4」では世界戦をプロモートする構想を明らかにした。

 興毅ファウンダーは今春、日本ボクシングコミッション(JBC)のプロモーターライセンスを取得。14日に観衆5000人を集めて興行を開催した。花道や巨大スクリーンを用いた演出で、全試合をABEMAで生中継。2008年北京五輪柔道100キロ超級金メダリスト・石井慧ことサトシ・イシイの参戦や、海外選手が日本の有力ボクサーにKO勝ちする波乱続きのマッチメイクなど、従来のボクシング興行と一線を画すイベントとなった。選手には相場の2倍となるファイトマネーを現金で支払うことを明言しており、出場を望む選手が続いているという。

 プロモーターデビュー戦は盛況のうちに幕を閉じたが、興毅ファウンダーはさらに高みを目指す。「全然満足していない。今回は時間も足りず、できなかったこともたくさんある」と冷静に振り返る。

 今後は「3150FIGHT」の規模を縮小した「3150FIGHT SURVIVAL」を9月17日(メルパルク大阪)と11月(日時場所未定)に開催。そして次回大規模興行となる「3150FIGHT vol.4」を来年1月6日にエディオンアリーナ大阪で開催する。

 今回は力石政法(緑)の東洋太平洋王座戦と但馬ブランドンミツロ(KWORLD3)の日本王座戦を手掛けたが、1月は世界戦の開催をもくろむ。「次は世界戦をやりたい。プロモーターデビューから4戦目。最短記録ですね」と意欲。具体的なカードは明らかにしなかったが、構想の一端を披露した。

 日本ジム所属ボクサーのデビューからの最短世界王座奪取は田中恒成(畑中)の5戦目。ちなみに興毅ファウンダー自身は12戦目で初の世界王座となるWBA世界ライトフライ級王座を獲得している。プロモーターとしての自身を選手になぞらえ、これを上回る4戦目での“最短世界奪取”を掲げた。

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