新日本G1・オカダ アーチャーに激勝!怪物ぞろいのAブロック突破「キツかった」

 ランス・アーチャー(奥)にレインメーカーを見舞うオカダ・カズチカ
 勝利したオカダ・カズチカ
 ランス・アーチャー(下)に勝利したオカダ・カズチカ
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 「プロレス・新日本」(16日、日本武道館)

 28人が4ブロックに別れて争うシングルリーグ戦「G1クライマックス」のブロック最終戦8試合が行われ、Aブロックは前回優勝のオカダ・カズチカが決勝トーナメント進出を決めた。

 勝ち点8で単独首位のオカダと勝ち点6で追うランス・アーチャーの勝者がブロック突破となる一戦。オカダは身長203センチの巨体を持つアーチャーにいきなりチョークスラム、スクラップバスターなど大技で追い込まれる苦しい展開。ドロップキック、巨体を持ち上げるボディースラムなどで反撃するも、逆にドロップキック、自身の得意技レインメーカーを豪快にたたき込まれて追い込まれた。それでも、ブラックアウトを切り抜けてマネークリップで捕らえて流れを引き寄せ、最後はドロップキック、開脚式ドライバーからのレインメーカーでトドメを刺した。

 試合後、マイクを持ったオカダは「G1クライマックス32ものこすところあと2日です。まだ、熱くなってないでしょ、みなさん。G1クライマックス、こんなもんじゃないでしょう。もう熱くて無理ですなんて方はプロレスファン失格でしょう。まだまだ熱くなりますG1クライマックス。みなさんの熱い声援かけるボクたちの熱い戦いイコール最高のG1クライマックスだと思いますので、まだまだ応援よろしくお願いします」とファンに熱戦を誓った。

 インタビューでは、アーチャー以外にもバッドラック・ファレ、ジョナら巨体の“怪物”がそろったAブロックを勝ち抜いたことで「キツかった。キツいブロックを勝ち上がってこそ意味があると思う。キツい相手と戦って、勝ち上がった勢いを大事に戦って行きたい」と手応え。自身を苦しめたアーチャーについては「もともと日本(のマット)に何回も上がっていて、アメリカの団体に移って、でも、移ってこんだけ変わってきたんだよ、という意地は感じましたし、前とは全然違うランスアーチャーに会えたと思う」と成長を評価した。

 オカダは17日に行われるトーナメント準決勝でBブロックを突破したタマ・トンガと対戦。トンガはこの日にオカダから6月にIWGP世界ヘビー級王座を奪取したジェイ・ホワイトを破ってブロック突破を決めていることに、「タマですよね。僕が6月勝てなかったジェイを倒してきたわけですから、4人の中で一番勢いがある相手なんじゃないかと思う、ジェイを倒したという意味でもモンスターだと思うので、タマを倒してまた次に進んでいきたい」と気持を引き締めた。

 今回は例年の2ブロック制から22年ぶりに4ブロック制が採用されたことで決勝トーナメントが行われる。あと2勝かまず1勝かと問われると「どちらでもない。勝つだけ。勝っていけば優勝ですから、リーグ戦じゃないんで」と一戦必勝を誓った。

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