ボクシング ライオンズジム・高田勇仁が日本ミニマム級王座防衛 目標の世界挑戦へ前進

 「ボクシング・日本ミニマム級タイトルマッチ」(27日、後楽園ホール)

 王者の高田勇仁(ライオンズ)が、森(大橋)との壮絶な打ち合いを制し3-0の判定勝利で2度目の王座防衛に成功した。

 1回から鋭い右ストレートで優勢に進めた高田は3回に偶然のバッティングでふらつき、レフェリーが回復を待って休息。6回には右アッパーでダウンを奪ったが、7回以降は、森も左右フック、力のあるストレートで逆襲したが(97-92、97-92、97-92)の判定で高田が勝利した。

 「森選手が強くて最後までいった。気持ちは強かったが、それに勝とうと思ってやった。もっとレベルアップして、見せる試合をしていきたい」と笑みをこぼした。

 挑戦者の森は2022年、同級8回戦で高田に6回TKO負けを喫し、再戦に臨んだが、判定までもつれた結果、タイトル奪取ならず。前回以上の奮闘を見せただけに「もっともっと上を目指して自分が強くなるトレーニングをしていきたい」と決意。世界王者へ突き進む意気込みを明かした。

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