ディアマンテジム期待の新人 高田龍輝&福本圭太がKOデビュー 来季新人王に照準

 「ボクシング」(22日、堺市産業振興センター)

 ディアマンテプロモーションの第10回興行を開催され、ディアマンテジム期待の新人2選手がKOデビューを飾った。バンタム級4回戦の高田龍輝(ディアマンテ)が、松橋大空(北海道畠山)に3回2分28秒TKO勝ち。同じくバンタム級4回戦で福本圭太(ディアマンテ)は、正本建太(ミツキ)に2回1分36秒TKO勝ちした。

 高田は本年度の全国高校総体バンタム級大阪代表で浪速高では主将を務めた。スタートから左リードパンチをヒットさせ、極真空手全国大会優勝の実績を持つ相手とハイレベルの攻防を繰り広げた。鼻血を流して苦境に陥ったが「(トランクスの)スポンサーのことが頭によぎって、ここで負けるわけにはいかへんと思った」と踏ん張る。カウンターを合わせて、流れを引き戻した。そして3回に手数で追い込みダメージを与えると、最後は連打を浴びせてレフェリーストップ。高田は「自信を持って試合に挑んだけど、やっぱり8オンスは効く。一瞬頭が真っ白になったが、応援に来てくれたみんなのことが頭に浮かび、踏ん張ることができた。来年はこの勢いに乗って全日本新人王を取りたい」とコメント。野上真司オーナーは「期待している選手で、アマの成績もあり、なかなか試合が決まらなかったが、畠山会長が承諾してくださった。何度も会長のジムの選手と試合をさせていただいているので気持ちが強く一筋縄ではいかないと思っていた。圧勝するのも良いけど、デビュー戦でこの大ピンチを経験して、巻き返したのはやはり力がある。先のことを考えたら、今日の試合は3試合、4試合の価値がある。勝ち切った龍輝に150点をあげたい」と評価した。

 福本は開始早々、鋭いジャブから左フック、右ストレートをヒット。2回に上下を打ち分けてガードをこじ開けると、右フックがクリーンヒット。一気に連打を浴びせてレフェリーストップを呼び込んだ。「プロのリングは最高に楽しかった。パンチがヒットしたので、狙い過ぎて大振りになったが、セコンドの指示は聞こえていたので、小さくまとめることを意識した。デビュー戦をKOで勝てて気持ちいい。目標は新人王」とコメント。野上奈々会長は「緊張するどころか楽しめる気持ちの強さを持った選手。少し大振りになったけど、しっかり指示も聞いて結果を出してくれた。ウチのムードメーカー。奈良から仕事を終えて毎日通って頑張っていたので、努力が実を結んで良かった。来年は2人で夢を見せてほしい」と活躍に期待を寄せた。

 また、ライト級6回戦では前林良則(ディアマンテ)が、アリタット・プーチェームチョート(タイ)に3-0(60-54、60-54、60-54)の判定勝ちを収めて、6回戦初勝利。年内最後の興行を連勝締めした。

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