朝倉未来と5・4対戦候補YA-MANは態度保留 3・29大一番「終わってから」復帰は歓迎「やっぱカッコいい、普通は出る必要ない」
キックボクシングRISEの年間最大マッチとなる「RISE ELDORADO2025」(29日・両国国技館)に出場するYA-MAN(28)=TARGET SHIBUYA=が18日、都内で公開練習を行った。オープンフィンガー・キックルールで、ミゲール・トリンダーデ(23)=ポルトガル=を迎え撃つが、「強いというより、うまい選手。相性はいいと思う。喧嘩で勝ってきたので(骨が)折れようが、最終的に倒せばいい」と激闘でのKO決着を誓った。
また、YA-MANは5月4日に東京ドームで開催される「RIZIN男祭り」で復帰戦を行う朝倉未来(32)の対戦相手の候補としても浮上している。「別に何も考えてないというか、(まずは今月29日の)この試合かなと。無傷で済むとも思っていないので、終わってから考えたい。(意識が)分散して勝てるような相手じゃないので、死ぬ気で挑む」と、目の前の大一番に集中することを強調した。
ただ、朝倉とは23年11月、自身が主催する「FIGHT CLUB」でオープンフィンガー・キックルールで対戦し、KO勝ちした過去もあるだけに「自分の土俵でやってもらっているので、やっぱりMMAで未来さんの土俵でやるのが筋だなと思っている。(このままでは)後味が悪いというか」と心境を吐露。「やるとなったら全力で戦う」と前向きに語った。
また、一時は引退を表明しながらもリングに戻ってくる朝倉については「やっぱ、カッコいいですよね。(平本蓮に)負けて、全てを失ったじゃないですけど。あそこまで有名で、朝倉未来は最強というブランディングでやっている中で負けが続いて、お金も稼いでいるし、普通なら(これ以上)表に出る必要がない。でも、チャレンジしに行くところは、やっぱカッコいいっすね」と、リスペクトの念を込めながら復帰を歓迎した。
YA-MAN自身は今年、キックでRISEのスーパーライト級王座と、MMAではRIZINのフェザー級王者と両取りを目指すという。朝倉との再戦も5月4日の東京ドームにこだわらないとも明かし、「MMAの試合もすごくしたいが、舞台がどこでも、いい相手がいればやりたい。キックのタイトルにも絡んでいきたいし、体がいくつあっても足りない」と苦笑いした。
朝倉は5月4日に出場する意向を示しており、YA-MANや鈴木千裕が候補として挙がっている。
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