WBA王者・堤聖也 ドネアのフック警戒 井上尚弥から情報「もらったら危ない」は「知ってる(笑)」
「ボクシング・WBA世界バンタム級タイトルマッチ」(17日、両国国技館)
WBA世界バンタム級王者の堤聖也(角海老宝石)が3日、都内のジムで公開練習を行った。WBA同級暫定王者ノニト・ドネアとの団体内統一戦に臨むが「ビッグネームなので恐怖心と楽しみが入り交じる。判断をミスったら(被弾して)ぶっ倒される。ハイリスクローリターンな試合」と気を引き締めた。
大橋ジムに出稽古に行った際には、過去2度ドネアを撃破している井上尚弥(大橋)から情報を聞いたという。「『フックは痛いよ。まともにもらったら危ない』って言われた。知ってる…って何の成果も得られなかった(笑)」と冗談めかしつつ「井上尚弥さんが感じたものを聞けただけでも大きい」とうなずいた。
バンタム級では、井上拓真(大橋)と那須川天心(帝拳)のWBC王座決定戦を現地観戦。「刺激をもらった。いずれ、あそこ(王者の拓真)ともやっていかないと」。さらに、バンタム級に転向した元世界4階級制覇王者の井岡一翔(志成)が大みそかにWBA挑戦者決定戦を行うことが決まり「今後(井岡と)やる流れが強まるのでありがたい。勝っていけば面白いカードが組めるので火がつく」と発奮した。





