横浜FC・松井大輔がベトナム移籍会見「わくわく感しかない」5カ国目の海外挑戦
ベトナム1部サイゴンFCに完全移籍が決まったJ1横浜FCの元日本代表MF松井大輔(39)が4日、オンライン会見を行った。フランス、ロシア、ブルガリア、ポーランドに続き、5カ国目の海外挑戦。「まさかもう一回海外に行けるとは思っていなくて僕自身も驚いている。必要とされることは人間としてプレーヤーとしてうれしいこと。やっぱり、がっかりさせたくない」と思いを語った。
オファーが届いたのは3週間ほど前だった。「今ベトナムがコロナ禍であっても経済的にも発展している。またベトナム、タイの東南アジアのサッカー人気が上がっているということと、オーナーがしっかりしていて、これからのビジョンを明白に伝えてくれた」と決断理由を語った。
サイゴンFCはホーチミン市を本拠とし、今季はリーグ3位。来季のAFCカップの出場権を獲得しており、来季はリーグ規定である外国人枠3人に加えて、アジア枠1人の計4人が登録可能な状況だ。今年4月からFC東京とも提携している。
昨季までの2年間はJ2で33試合2得点、J1復帰した今季は3試合出場で無得点と出場機会は減少。「サッカー選手として試合に出場することは必要不可欠。何も表現できないことは悔しさがにじみ出ている」と新天地では試合に出続けることを掲げた。
来年5月に40歳を迎えるタイミングでの海外移籍。「そんなに大変だと思わない。わくわく感しかない。楽しいことしか思い浮かばない」とベトナムを舞台にまだまだ躍動する。