優勝の川崎、J1シーズン最多勝ち点「76」に更新 DF山根が価値ある同点弾

 「明治安田生命J1、清水2-2川崎」(5日、IAIスタジアム日本平)

 既に優勝を決めている川崎は敵地で清水と対戦して2-2で引き分けた。前半11分に先制被弾するなど2度リードを許す展開となったが、終了間際にDF山根が同点弾を決めた。この引き分けで、自らが持つJ1のシーズン最多勝ち点を76に更新。さらに同最多得点まであと3点となった。

 敗戦の危機を救う同点弾だった。1点を追う後半44分、ゴール前に飛び出したのはDF山根。相手GKとの1対1を冷静に沈めた。殊勲の一撃については「(三笘)薫が右サイドに来ていて、普段とは違う立ち位置を取ろうと。薫はサイドに張った方が最大限力が出る選手なので、中央にと」とポジショニングの狙いを説明。その上で「良い位置でボールが来た。終盤だったが、落ち着いて決められた」と振り返った。

 優勝を決めてから最初の一戦。同点となった後も逆転を目指して猛攻を仕掛けるなど、さらなる高みを目指す姿勢を見せたものの、エンジンがかかるのが遅く、勝利には届かなかった。

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