C大阪・大久保 熟練ヘッドでカズ超えた!J1日本人最年長3試合連続得点を更新

 前半、先制ゴールを決め喜ぶC大阪・大久保(左)=撮影・高石航平
 名古屋戦で3試合連続ゴールを決めた神戸・三浦=04年11月
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 「明治安田生命J1、FC東京3-2C大阪」(6日、味の素スタジアム)

 C大阪のFW大久保嘉人(38)がFC東京戦で先制ゴールを挙げ、J1日本人最年長の3試合連続得点を記録した。試合は終了間際に勝ち越され、2-3で敗れた。

 大久保の勢いは止まらない。前半14分、MF坂元からのクロスに反応。相手DFを完全に外してフリーになると、体を投げ出して頭でわずかに触れて先制。「DFの前に入ってキーパーとの間で合わせようと思ったら本当にきた。ボールを頭にしっかり当てると外すと思ったので、ちょっと触った」。点取り屋としての経験が詰まった1点だった。

 2004年にFW三浦知良(神戸)が記録した37歳8カ月28日を超える38歳8カ月25日でJ1日本人最年長3戦連発を達成。前節の川崎戦に続き、またしても古巣からのゴールには「(古巣に)特別な思いはある」と言い「できすぎかな」と振り返った。

 今季ここまで3試合連続先発で4得点。自身の持つJ1最多得点記録も189に伸ばした。「ゴール前で余裕を持てている。シュートを打てば入りそうな気がする」。その自信から前人未到の200得点も見えてくる。

 1-1の後半13分には、大久保が右サイドを抜け出して折り返しのパスを中央へ。そのボールをMF清武のスルーからMF原川が冷静に沈めたことでアシストも記録。2点に絡む活躍で同14分までプレーした。ただ、チームは2度のリードを守り切ることができず、試合終了間際にセットプレーから失点。2試合連続逆転負けを喫し、「本当に痛い」と悔やんだ。

 日本代表復帰の希望については「まだ、そこまで達していない。自分は1試合1試合が勝負。得点やアシストをすれば、おのずとついてくる」と大久保。まずはチームのためにネットを揺らし続ける。

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