柿谷、中断前J最終戦不発もW杯で輝く
2014年5月20日
ポポビッチ監督はこの日も柿谷を2列目の右サイドで起用した。柿谷は対面の浦和DF槙野に対して、守備時には最終ラインまで下がって対応に追われ、自己最多21得点を挙げた昨季に見られたような裏に抜け出す動きは皆無。視察に訪れた日本サッカー協会の原専務理事は「(攻守が)逆だよな」とため息をついた。
1トップでプレーする代表とのポジションの違いを問われた柿谷は「サッカーなんでやることは変わらない」と一切、言い訳はしなかったが、柿谷の持ち味を全く生かせていない起用法が、13試合で1得点という数字に表れている。
W杯へ向けた国内合宿(鹿児島・指宿)は21日から始まる。原専務理事が「代表に来れば良くなるんじゃないか」と楽観視したように、1トップに入ることで本来の姿を取り戻すことが期待される。試合後にはサポーターから寄せ書きが集められたC大阪の旗が贈られた。人々の思いを背負い、柿谷が代表で再生を果たす。
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