邦人彫刻家、バチカンで賞 サグラダ・ファミリアに40年

 【ローマ共同】ローマ教皇庁が学術研究などで優れた成果を残した人物に贈る「ラツィンガー賞」の授賞式が22日、バチカンで開かれた。日本人として初受賞した彫刻家の外尾悦郎さん(71)=福岡市出身=が出席。スペイン・バルセロナで建設中のサグラダ・ファミリア教会の彫刻制作に40年以上関わっており「毎日学び続けることができてとても幸せだ。携わる全ての人に感謝したい」と喜びを語った。

 授賞式にはローマ教皇庁のパロリン国務長官(首相に相当)らが参加。教皇庁の主催団体は授賞理由について、サグラダ・ファミリアの彫刻制作などで「美と信仰の調和を実現した」と説明した。

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