フジテレビ自体が信頼失っている 女性孤立の組織風土、白日の下に
「フジテレビ自体が信頼を失っている」。元タレント中居正広氏の女性に対する性暴力を認定し、同社の人権意識の低さを指弾した第三者委員会の調査報告書。31日の公表に合わせて記者会見が開かれ、竹内朗委員長は冷静な口調で、女性を孤立させる結果を生んだ組織風土を白日の下にさらした。
「セクハラに非常に寛容な企業体質」「ハラスメント被害を受けた方の相談窓口が十分に機能していない」…。フジ社内の会場では調査に当たった弁護士らが壇上に並び、資料なども含め400ページ近くに上った報告書から、次々と衝撃的な内容を明らかにした。
第三者委に続いて、フジの清水賢治社長も記者会見し、神妙な面持ちで「被害女性の心に寄り添うことができなかった」などと謝罪。詰めかけた多くの報道陣から、長く経営中枢に君臨した日枝久氏の説明責任について尋ねる質問などが相次いだ。
会見前、元フジ社員は「日枝さんの意向を気にする『日和見主義』がまん延していたことが今回の問題の遠因になったと思う」と指摘した。