北海道の風力発電計画を縮小 大阪ガス子会社、生態系懸念
大阪ガス子会社のDaigasガスアンドパワーソリューション(大阪市)が北海道苫小牧市などで計画する風力発電事業を巡り、建設予定だった風車10基のうち5基の計画を撤回することが6日、同社側への取材で分かった。環境省や地元から生態系への影響などに懸念が示され、「関係者の意見を踏まえ見直した」としている。
同社の資料によると、当初は苫小牧市、厚真町の太平洋沿岸などに計10基(出力最大3万4390キロワット)を設置する計画で、2026年3月着工、28年4月の営業運転開始を予定していた。