ストーブ前を陣取るキツネザル……温まり方が「クセ強め」と話題に「お前ら自由すぎ 笑」「集いてぇ~」
ヒーターの前に集まるワオキツネザルの写真が、話題になっている。
急に寒くなり、秋が短かったと言われる2025年。動物園で暮らす、寒さが苦手な動物たちも温度変化に驚いたはず。今回注目されたのは、ヒーターの前に並び、暖をとる4匹のワオキツネザルの写真。
待望のヒーターが登場し、急いで集まり、仲間も誘っているような表情が見て取れる。投稿した日本モンキーセンター(愛知県犬山市)飼育員の阿野隆平さんに話を聞いた。
--画像を撮影された時の状況は?
阿野:雨まじりの曇りで、一日通して肌寒かったです。お昼前にヒーターをつけると、「まってました!」という感じで、すぐに暖をとっていました。
--原産地はマダガスカルだそうですが、日本で暮らすワオキツネザルも寒さが苦手ですか?
阿野:ワオキツネザルは体温調節が苦手と言われていて、寒さは得意ではないです。対策としてヒーターをつけたり、エアコンや大型の灯油ストーブでも保温をしています。
--冬ならではのワオキツネザルの魅力は?
阿野:秋冬シーズンは繁殖期なので、オスの「ケホーン!」という鳴き声にメスが返事をする“鳴き交わし”が聞けることも。ストーブであたたまる仕草も、両手両足を広げてあたる個体もいれば、片足ずつ温まっている個体もいたりと、よく見ると個性が出ていて、おもしろいですよ。
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SNSでは「急に寒くなったから体調に気を付けて」「ワオキツネザル団子もみたい」「混じりたい!」「紙芝居屋に集まっていた子どもの頃のことを思いだした」「ついにヒーターの季節!」などの反響が集まった。人間もワオキツネザルにとっても厳しい冬までもうすぐだ。
(まいどなニュース特約・米田 ゆきほ)
