「雪国に住む利点を生かしていけ!」盆栽×雪、日本の冬の風景を粋に生かしたゲリラ盆栽展が話題 山形県鶴岡市から広がる「ツイ盆展」の魅力
大雪の山形県鶴岡市で開催された、ゲリラ盆栽展示会が話題になっている。
塀の上に積もった雪をかまくら状に穴を連続して掘り、盆栽を展示。雪国ならではの風景を生み出している。投稿したのは、鶴岡小品盆栽会のXアカウント(@TsuruokaBonsai)。
この写真は、鶴岡小品盆栽会が2023年からSNSを活用し毎月開催されるオンライン盆栽展「ツイ盆展」に出品したもの。鶴岡小品盆栽会に話を聞いた。
--ゲリラ雪中展示会のアイデアはどうやって思いつきましたか?
鶴岡小品盆栽会:以前ツイ盆展で雪を使って棚を作って盆栽を飾っている作品があったのですが、時間がない中でもう少し簡単に似たようなことができないかなぁと考えていたのと、昔、「月山志津温泉雪旅籠の灯り」で見た、雪で作られた旅籠やかまくらを思い出し思いつきました。鶴岡は比較的冬も長く、雪が降ると気も沈みがちですが、もし歩いている中でこんな展示があったら楽しいかも!という気持ちで「ゲリラ雪中展示会。雪国に住む利点を活かしていけ!!」という文言で投稿しました。実際は写真を撮ってすぐに撤収したのですが…。
--撮影したの日の天候や降雪量は?
鶴岡小品盆栽会:当日に関しては前日にフワフワの雪が積もっていた状態。4年前から例年積雪量は減っていた感覚だったのですが、この展示を行った直後からドカドカと降り始めました。
--展示会場は?
鶴岡小品盆栽会:道路に面した、自宅のブロック塀の上です。誰でも見れる場所ですが、住宅街の雪の朝。作業中に1人通りがかったくらいでした。「この人何をしているんだろう…」というような目で一瞥して去っていきました。
--盆栽がとても小さいんですね。
鶴岡小品盆栽会:大きいものでも7cm、小さいものだと3cm前後の可愛い豆盆栽でした。雪の窪みは盆栽が余裕を持って入るように10cm四方くらいに作りました。
降り積もった雪に定規でサクサクと雪を切り取って作っただけなので、10分程で完成。盆栽とのバランスを考えて、ピッタリサイズより少し大きめに壁龕を作ったのがこだわりです。
--盆栽の文化普及のため、これからやってみたいこと、やってみたい展示など夢や野望を教えてください。
鶴岡小品盆栽会:どこの盆栽会も高齢化が著しく、会の維持すら危ぶまれるところも多いので、伝統的な展示をしつつ若者に興味を持ってもらえるような面白い展示をしていきたいです。この投稿で盆栽に興味を持った方は、お近くの盆栽会の展示会を見学したり、盆栽会に入会してくれればうれしいです。
かつてご近所の誰もが盆栽をしていたような活気を盆栽会は元より日本に取り戻したいですね。
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SNSでは「こんな粋な飾り方してるお宅があったらじっくり眺めてしまう」「雪とこんなにマッチするとは」「ナイスアイデア!」などの反響が寄せられた。海外でも人気の盆栽。日本の若者にも再び流行なるか、注目したい。
(まいどなニュース特約・米田 ゆきほ)




