60時間超下敷き5歳児救出 ミャンマー地震死者2千人
【ネピドー共同】ミャンマー中部マンダレー近郊を震源とする大地震で、同国の民主派系メディア「イラワジ」は3月31日、60時間以上も崩落した建物の下敷きになっていた子ども(5)と妊婦が中国の救助隊に救出されたと報じた。軍事政権によると、死者は2056人、負傷者は3900人以上。救助隊が生存者の捜索を続けるが、余震もあり難航している。
内戦状態の影響で体制が不十分だった医療機関に地震の負傷者が殺到し、混乱が発生。猛暑の中で住まいを失った人の生活も悪化の一途をたどる。国連によると、ミャンマーの貧困率は50%を超えており、被災でさらに悪化することが懸念される。民主派は、国軍が地震後も少数民族の支配地域などへの空爆を続けているとも訴えている。
孤立主義的な軍政が国際社会に異例の支援を呼びかけ、中国やインド、タイなどの近隣国が救助隊を派遣した。だが電力や通信の環境は劣悪で、重機不足も指摘され、救助活動や被害の全容把握は困難を極めている。
隣国タイの首都バンコクでもビルの倒壊現場で下敷きになった作業員らの捜索が続いた。