太田光が〝炎上〟状態に…各局選挙特番を振り返る

衆議院選挙が投開票された10月31日、テレビ各局は選挙特番を放送しました。TBS系に出演した「爆笑問題」太田光の言動は注目を集め、他局でもキャスターと政治家の〝対決〟が話題となりました。

公開日:2021.11.5

フジテレビや日テレは…

苦戦の辻元清美氏、橋下徹氏に「好きなんですよ」 宮根誠司は「大嫌い」発言指摘

 衆議院議員選挙の投開票が31日、行われた。立憲民主党の辻元清美氏は苦戦が伝えられる中、フジテレビ系の特番「Live選挙サンデー」に生出演。弁護士の橋下徹氏と“対決”した。

苦戦の辻元清美氏、橋下徹氏に「好きなんですよ」 宮根誠司は「大嫌い」発言指摘

 辻元氏は「ほんまに維新が強かった」と正直にコメントした。橋下氏に自身との関わりについて尋ねられ「わたしは橋下さんのこと好きなんですよ」と答え、宮根誠司らスタジオメンバーをずっこけさせた。
 辻元氏は「消費税を限定的な期間5%に下げて、国民を救おうと維新も言ってはったんです。いっしょにできたらと思ってた」と維新とも協力できる部分では協力したい思いを吐露。「橋下さんも全否定せず、わたしたちのこともいいとこはいいと、ぜひお願いします」と願い出た。

苦戦の辻元清美氏、橋下徹氏に「好きなんですよ」 宮根誠司は「大嫌い」発言指摘

 橋下氏が「評価するところは評価してる」と語ると、「え、わたしのことも」と大阪らしいツッコミを入れた。態度が和らいでいることについて橋下氏は「全然違うから。多分吉村さんにメロメロになってますよ」と指摘。しかし、ここでも辻元氏は「それは違うと思う。悪いけど吉村さんより橋下さんのことの方が好きやからね」とコメントした。司会の宮根誠司は「辻元さん、昔大嫌いって言うてませんでした」とあきれ気味。辻元「言うてない、言うてない」ととぼけて笑いを誘った。

苦戦の辻元清美氏、橋下徹氏に「好きなんですよ」 宮根誠司は「大嫌い」発言指摘
甘利氏 進退「最初に話すのは総裁」 有働アナ「カメラの向こうに国民」

 衆議院議員選挙の投開票が31日、行われた。自民党の甘利明幹事長は、神奈川13区で自身の苦戦が伝えられる中、テレビ各局の選挙特番に出演。日本テレビ系「zero選挙」では、キャスターの有働由美子アナウンサーから「仮に敗北ということになりましたら、幹事長をやめるということになるんでしょうか」と質問され「落選したらやりようがないんですけども、どういう形になっているか、その時点で総裁とご相談したいと思います」と明言しなかった。

甘利氏 進退「最初に話すのは総裁」 有働アナ「カメラの向こうに国民」

 自民党が議席を減らすとみられていることについて、自身の政治と金の問題を指摘されると「不徳だと思っております」。小栗泉キャスターが進退について「比例の復活当選でも幹事長を続ける資格はあるとお考えですか」と質問すると「それは今ここでみなさんにお話しすることじゃないです。結論が出てませんから」と言葉を濁した。小栗キャスターが「甘利さんほどのベテランならまず、ご自身が決断して、それを総理に委ねるというのが筋じゃないんでしょうか」と食い下がると、さえぎるように「今、あなた方にお話しするという場ではないです。一番最初にお話しするのはカメラに向かってじゃなくて、総裁に向かってお話しするんじゃないですか」と気色ばんだ。

甘利氏 進退「最初に話すのは総裁」 有働アナ「カメラの向こうに国民」

 有働アナは「カメラの向こうには国民がいるわけですが」とサラリと返し、中継が終わった。有働アナのコメントにネットでは「めちゃくちゃかっこいい」「ほれるわー」と賛辞。甘利氏の態度には「有権者の声をちゃんと受け止めないと」「”厳しい”判断を下したのは国民なんだってことを理解して」と厳しい言葉もあった。

甘利氏 進退「最初に話すのは総裁」 有働アナ「カメラの向こうに国民」

 各局特番を視聴し、在京局の番組は特にコメンテーターやキャスターの個性を前面に出した作りになっていた印象です。TBSでは今年に入ってから、すでに太田が中村喜四郎元建設相や自民党の石破茂元幹事長にインタビューする様子を放送しており、その時にも今回の特番のように〝直球〟で迫っていました。当時の放送を好意的に見ていたのでこの〝炎上〟騒ぎにはやや驚きもありますが、視聴率の面ではNHKが17・7%でトップ。 民放首位は日テレで10・8%だったそうです(ともに数字は関東地区、平均世帯視聴率)。

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