太平洋戦争末期、沖縄本島での地上戦が始まってから1日で80年となった。戦争の記憶を継承するため、米軍が上陸した沖縄県北谷町の海岸で、大学生らが地元の小学生に当時の状況を伝えた。小学生は「戦争のない平和な世の中になってほしい」と願った。
「米軍の船が押し寄せ、海が真っ黒に埋め尽くされた」。時折小雨が降る海岸で、大学生や高校生ら15人ほどは当時の写真を手に説明。白波が立つ海を見ながら、約20人の小学生が真剣な表情で聞き入った。上空を戦闘機が飛行し、学生らの声がかき消される場面もあった。
沖縄戦では軍人・軍属を含め県民約12万人、日米双方で計20万人超が死亡したとされる。