中日本高速「復旧に注力」 「大迷惑」と利用者
中日本高速道路は6日、東名高速道路や中央自動車道などの自動料金収受システム(ETC)で発生した障害を受け、名古屋市の本社で会見を開き、中井俊雄保全企画本部長は「まずは復旧に注力する」と強調した。一方、復旧の見通しは「申し上げられない。決まれば速やかに報告する」と述べるにとどめた。渋滞で予定変更を迫られた利用者からは「大迷惑だ」と批判の声が聞かれた。
会見には中井氏ら幹部3人が出席。神妙な表情で「申し訳ございません」と謝罪し、そろって頭を下げた。説明によると、5日昼から深夜割引の見直しに向けたシステムの改造を実施し、その後に今回の障害が発生した。中井氏は「何らかのトラブルがあったのではないか」として、障害の原因となった可能性が高いと推測した。
レーンの開放で通行料金を精算できなかった利用者には、中日本高速のホームページで後日手続きするよう呼びかけた。
X(旧ツイッター)には、渋滞に巻き込まれたとみられる人から「1時間以上全く動かない」「トイレに困った」などと不満の声が相次いだ。