83歳が落選、82歳が最高齢に 太田と豊後高田の市長選で
任期満了に伴う群馬県太田市長選は13日投開票の結果、自民党元県議の無所属新人穂積昌信氏(50)が、6選を目指した無所属現職清水聖義氏(83)を破り、初当選を果たした。全国市長会によると、全国の現職市長のうち最高齢の清水氏の落選に伴い、同日投開票の大分県豊後高田市長選で3選を果たした現職佐々木敏夫氏(82)が近く最高齢となる。
投票率は39・74%。清水氏は2005年の合併前の旧太田市時代から市長を務めており、30年ぶりの市長交代となる。
高齢多選の是非を主な争点に、自民党籍を持つ清水、穂積両氏に党県連内の支持が割れる保守分裂選挙となった。
穂積氏は「長い政権はゆがみを生む」として世代交代の必要性を主張。無党派層を中心に支持を取り込んだとみられる。
清水氏は山本一太知事や多数の市議から支援を受け、組織戦を展開。通算30年の実績を訴えたものの、届かなかった。