マイナ保険証、15・67% 10月の利用率、低迷続く
厚生労働省は21日、マイナンバーカードに健康保険証の機能を持たせた「マイナ保険証」の10月の利用率が前月比1・80ポイント増の15・67%だったと明らかにした。利用率低迷が続く中、現行の健康保険証は12月2日から新規発行が停止される。
社会保障審議会の部会で示した。別人の情報をひも付けるトラブルなどを受け、利用率は4%台に低下した後、1月から増加に転じたものの、伸び悩んでいる。
厚労省はマイナ保険証を保有していない人全員に、保険証代わりとなる「資格確認書」を送り、これまで通り受診できる体制を確保する方針。現行保険証も有効期限内であれば2025年12月1日まで利用できる。