首相答弁「損失計れず」 台湾有事、撤回求め市民集会

 高市早苗首相が台湾有事を巡り、集団的自衛権を行使できる「存立危機事態になり得る」とした国会答弁の撤回を求める市民集会が29日、東京・永田町の憲政記念館で開かれ、日中交流行事の延期など「損失は計り知れない」との声が相次いだ。

 民主党政権で首相を務めた鳩山由紀夫氏がゲストとしてあいさつし、答弁で日中関係が壊れたとして「首相を続けさせていいわけがない」と批判。「この問題で高市さんが良いか悪いか決めよう」と述べ、衆院選の投票時に考慮すべきだと訴えた。

 元官僚の政治経済評論家古賀茂明氏も登壇し「すぐ撤回すれば良かったのに撤回せず、中国からすれば傷口に塩を塗られたようなものだ」と指摘。中国政府関係者の不信感が強まり「日本は話をしても仕方がない相手だと思われてしまう」と危機感を示した。

 東京都練馬区から訪れた女性(89)は「答弁は浅はかだった。抗議の思いを投票で示したい」と話した。

 集会は日中友好を目指す市民団体「村山首相談話を継承し発展させる会」が主催し、約200人が参加した。

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