日航、旅客機で温室効果ガス分析 気候変動の原理解明目指す

 日航と気象庁気象研究所などは3日、「航空機による大気観測プロジェクト」で使用するボーイング787を羽田空港で公開した。4日から運航を始め、飛行中に二酸化炭素(CO2)濃度を継続的に観測して気候変動の原理解明を目指す。メタンなど、他の温室効果ガスのサンプル採取もできる。

 プロジェクトは1993年に始まり、旅客機を使って2025年4月までに3万件以上のデータを取得した。日航は最大10機の大型機ボーイング777で観測してきたが、退役が進み1機に減った。本年度中にさらに4機の787を改修して置き換える。

 上空のCO2データは、日本が世界で最も充実しているという。

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