中国、トランプ対策で欧州接近 独仏英と首脳会談

 ブラジル・リオデジャネイロで開かれたG20首脳会議で、記念撮影に臨む中国の習近平国家主席(前列中央)やドイツのショルツ首相(2列目左端)ら=19日(ロイター=共同)
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 【リオデジャネイロ共同】中国の習近平国家主席は19日、フランスのマクロン大統領とG20首脳会議の開催地ブラジル・リオデジャネイロで会談し「国際情勢に新たな変化が起きている」として、地球規模の課題に両国は共に取り組む責任があると訴えた。ドイツのショルツ首相とも会談し「中国は欧州との協力に力を入れ安定した関係を築きたい」と表明した。中国外務省が発表した。

 トランプ次期米政権発足に伴う混乱に対処するため欧州への接近を図った。米国と同盟国の関係が不安定化する事態も見据え、対中包囲網を切り崩す狙いもある。

 習氏は18日に英国のスターマー首相やオーストラリアのアルバニージー首相とも個別会談した。

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