阪神ドラ2伊藤 岡本斬る!いきなりG倒宣言、目標「10勝」1年目からキラー襲名や

 目標を記した色紙を手に活躍を誓うJR東日本・伊藤(球団提供)
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 阪神からドラフト2位指名を受けた伊藤将司投手(24)=JR東日本=が2日、東京都内のホテルで入団交渉に臨み、契約金7000万円、年俸1300万円で合意した(金額は推定)。プロ入りへ口にしたのは“G倒”への強い意欲。同い年の巨人・岡本との対戦を熱望し、今季チームが3勝9敗と苦しんだ東京ドームでの投球に自信を見せた。

 新人9選手中、最後に仮契約を結んだ伊藤。晴れて阪神の一員となり、安ど感がにじみ出た。いよいよ始まるプロ野球生活。幕開けに胸を高鳴らせた。

 「都市対抗も終わってやっとプロ野球選手になれるという気持ちもありますし、ここから自分のスタートだと思っている」

 担当の平塚スカウトからも「即戦力」と改めて声を掛けられた伊藤。求められる役割は“Gキラー”だ。千葉県出身ということもあり、身近にあった巨人の存在。「(阪神とのライバル関係が)すごいアツい球団」と形容し、熱狂的な虎党が巨人へのライバル意識を猛烈に抱いていることも理解している。

 「(巨人ファンに負けないくらい)アツい気持ちが阪神ファンにはあるので、そこに自分は応えていきたいと思います」。頼もしいG倒宣言とともに対抗意識をのぞかせたのは、宿敵の4番で同学年の岡本だ。

 智弁学園からドラフト1位で入団し、今季で6年目の若き主砲はリーグ連覇の立役者となり、いまや巨人に欠かせない打者に成長。名門・横浜高から大学、社会人と回り道をした伊藤だが、「早めにプロに行って、4番を打ってる印象が強い。対戦してみたい」と目を輝かせた。

 今季、阪神は東京ドームでの巨人戦で3勝9敗と辛酸をなめた。来季こそはやり返したいところだが、その“鬼門”にも伊藤は自信を見せる。現在開催中の都市対抗野球で東京ドームを経験。対策法を頭に入れた。

 マウンドで体感したのは球場の狭さ。「甲子園球場より狭いグラウンドなので、低めに投げるピッチングができた。そういう確認ができたと思います」。巨人打線は岡本だけではなく、丸や坂本など一発のある打者が多い。低め徹底で強力打線の長打を封じる。

 1年目から狙うはローテの柱。「目標は大きく、10勝したい」。球団新人で2桁星達成となれば、13年に高卒新人ながら10勝を挙げた藤浪以来となる。「チームのために投げて、どんどん勝って上に行けたらいいなと思います」。ファンをアツくさせる快投を演じ、1年目から大車輪の活躍を遂げる。

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