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岡田彰布氏、監督は我慢することも必要…キャンプに参加できない外国人の起用法

 阪神、オリックスで監督を歴任し、デイリースポーツで評論家を務める岡田彰布氏(63)が、自身の見識を基に球界の話題を深掘りする「岡田辞典」-。今回はコロナ禍により、2月のキャンプに参加できない可能性が浮上している新外国人選手について解説する。開幕まで調整の時間が削られる事で「慣れ」と「調整」に苦労する選手が出るのではと推測した岡田氏。現場を預かる指導者として考えるべき事は「我慢」と説いた。

  ◇  ◇

 年が明けたんやけど、コロナ禍は収まるどころか猛威を振るってるよな。プロ野球界にとってはキャンプとか気になるところはいっぱいあるんやけど、その中で外国人選手の来日が微妙な状況になっているよな。

 特に新外国人選手に関しては就労ビザを取得する関係もあって、キャンプに参加できない可能性もあるんよな。これは現場を預かる首脳陣、そして本人たちにとっても痛い話やと思うよ。現場からしたら去年に足りない部分を考えて補強しているわけやから。新しい選手はやっぱりキャンプで見て力量を判断したいし、どんなプラスアルファを生んでくれるかも考えるわな。

 一方で選手目線から言っても、キャンプに参加できないとなれば調整が遅れるだけでなく、日本の野球に慣れるチャンスも無くなる。この両方を克服するのはなかなか難しいんよ。シーズン中に補強する外国人選手に関しては、日本の野球をまったく知らなくても、アメリカで試合をしていたわけやから体はできている。だからまだ「慣れ」だけで済むんよな。

 異国の地で「慣れ」も「調整」も遅れるとなれば、これは選手も大変よ。開幕までどういうスケジュールになっていくかは不透明やけど、とにかく首脳陣は“我慢”が必要になるんちゃうかな。明らかに調整不足のまま無理に使おうとすると故障の原因にもなるし、結果を出せないリスクも大きくなる。

 だから「使いたい」という気持ちを抑え、現有戦力で迎えるキャンプで、いかに新外国人選手に頼らないチーム作りを進められるか。その下地さえ作っておけば、新外国人が合流した時点で「もうけもの」という扱いにすることができる。結果が出ればシーズンを戦う上で起爆剤になるし、戦力の上積みにもなる。そういう準備も今季を占う上で一つのキーポイントになるよ。

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