7連敗で5位転落の阪神・矢野監督「同じような試合展開でやられてる」大山復帰は最短19日

 敗戦を見届け、足早にグラウンドを後にする矢野監督(撮影・飯室逸平)
 8回、投手交代を告げにベンチを出る矢野監督。右は佐藤輝(撮影・堀内翔)
 北條(左)、中野(左から2人目)、大山(右)と話す矢野監督(撮影・佐々木彰尚)
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 「ヤクルト5-3阪神」(16日、神宮球場)

 阪神はヤクルトに敗れ、今季開幕戦から9連敗を喫して以来の7連敗となった。一時貯金3まで戻したが、これで借金4に。広島が勝ったため、5位に転落した。

 九回に反撃の2点を奪ったが、時すでに遅し。試合後、矢野監督は「同じような試合展開でやられているんで。何とかしないと、とみんな思ってやってくれているんだろうけど、形にならないと」と、語った。

 先発のエース青柳が、味方のミスもあり、今季ワーストの4失点を喫し、最短の4回で降板した。青柳については「もちろんローテーションで投げてきたらそういう蓄積っていうか、そういうものもあるし。逆に対応されるというのもあると思う。ここをもう1回乗り切るというのが、ヤギ自身のレベルを上げることになるから。疲れがたまってくるというのと、向こうの攻略というのがちょっとタイミングが合っちゃってる感じはするけど、でも、ミスがもったいないよね」と、奮起に期待を込めた。

 打線はこの日、佐藤輝が75試合ぶりに4番を外れ、6番に降格。代わりにロハスが、来日初の4番に座った。四回2死では佐藤輝が、16打席ぶりの安打となる左中間フェンス直撃の三塁打。七回の中前打をマークして14試合ぶりのマルチ安打と復調のきっかけをつかんだ。九回に島田の適時打で9日・DeNA戦(横浜)から続いていた連続適時打なしを60イニングでストップさせ、さらに1点を奪って、2点差まで迫ったが、届かなかった。

 試合前に新型コロナの陽性判定で離脱していた大山、中野、北條が試合前練習に合流。ただ、試合復帰については次カードの19日以降になる見込み。「10日間何もやってないのに、いきなりゲームっていうわけにはいかないし。一応、明日、明後日、鳴尾に戻ってシートバッティングやって最短で金曜日から呼びたいなと思ってるけど。北條に関してはもうちょっと」と、説明した。

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