【岡義朗氏の眼】阪神の4番は佐藤輝 6番なら休ませても

 「ヤクルト5-3阪神」(16日、神宮球場)

 『いい兆し』だと期待している。2安打した阪神・佐藤輝は、まだ本来の状態とまでいかないものの、きっかけになるのではないか。ただ、今季初めて4番から外れ6番に入ったことは寂しさを感じる。

 ここまで4番を任せてきたバッターだ。4番打者に6番を打たせるなら、いっそのこと休ませる考えもあったのではないか。チーム事情に違いはある。だが、実際にヤクルト側は青柳を苦手としている山田や塩見をスタメンから外している。

 この日の4番はロハス、5番はロドリゲスの両助っ人が並んだ。だが、ロドリゲスは途中交代。これでは選手間で納得できないという心情が生じてしまいかねないし、チーム全体のモチベーションに影響してしまう。

 この日の打席内容を見れば四回に左中間へ三塁打。佐藤輝らしい打球だ。一方、九回はボール球で空振り三振。思い切ったスイングは佐藤輝の魅力だが、ボール球にバットが止まるようになれば本調子に近いだろう。

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