阪神【ドラ1森下翔太の素顔】小さな頃から負けず嫌い!!常に“1番”へ突き進む

 岡田新体制で18年ぶりのリーグ優勝を狙う来季に向け、阪神は中大・森下翔太外野手(22)をドラフト1位指名した。森下ってどんな男?デイリースポーツ・トラ番が黄金ルーキーの素顔に迫る。

  ◇  ◇

 負けてたまるか-。誰よりも負けず嫌いな性格が、森下をたくましく成長させた。

 小学生の頃からやんちゃで活発。「家よりも、外で遊ぶ方が好きでした」と、近所の公園でサッカーをするのが日常だった。「遊びで野球は全然やってなかったですね。周りのやつがサッカーをしてる友達ばっかりで」。チームに分かれて試合をし、勝ち負けを決める。熱中するあまり、「リフティングは足で回しながらできたりもして。普通のリフティングなら全然できます」と足元の技術は自然と磨かれていった。

 ゲームも真剣勝負の場だった。小学生の頃は任天堂の人気格闘ゲーム「大乱闘スマッシュブラザーズ」にはまり、友達との家遊びの定番に。敗れた時には「口も聞かなくなるくらいでした」とふてくされることもあったが、懲りずに勝負を挑み続けた。

 野球を始めたのは小学1年時。遊撃、捕手、投手を守り、チームの軸として活躍した。ただ、「他のチームの人に比べたら全然うまくなくて」と自らの実力を他チームの選手と比較。「めちゃくちゃ泣いたりしていました」。公式戦でチームが敗れると、涙を流して悔しがった。

 常に欲するのが“1番”の称号。どのカテゴリーでもチームの主力となってきたが、「可もなく不可もなくというか。(周りと比べて)飛び抜けたことがなかった」と、もどかしさを感じてきた。戸塚シニア時代は全国大会に出場できず。振り返れば成し遂げたと思えるものがなく、「ずっと一番を目指してやっていたので悔しいというか、苦しかった」。人並み以上に感じ続けた敗戦の痛みが、森下の原動力となった。

 大学では1年春からリーグ戦に出場し、2度の日本代表入りも経験した。プロにも実力を認められてドラフト1位指名となったが、「苦しい4年間だった」と振り返る。この悔しさも必ず力になる。次は縦じまに袖を通し、“1番”への道を突き進む。(北村孝紀)

 ◇森下 翔太(もりした・しょうた) 2000年8月14日生まれ、22歳。横浜市出身。182センチ、90キロ。右投げ右打ち。外野手。日限山小1年から野庭日限フェニックスで野球を始める。日限山中時代は戸塚シニア。神奈川・東海大相模では3年時にセンバツ4強。中大では1年春からレギュラーで、同年夏に大学日本代表入り。東都大学リーグでベストナイン2度。大学通算9本塁打。

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