阪神・伊藤将は工夫と苦労の投球術が光った 虎OBが称賛

 「阪神2-0巨人」(17日、甲子園球場)

 阪神が甲子園での伝統の一戦で今季初勝利。岡田監督は阪神監督として485勝目を挙げ、藤本定義の514勝に次いで球団単独2位に。一方、先発・伊藤将が6回無失点で今季2勝目。デイリースポーツ評論家・藤田平氏は、伊藤将について『工夫と苦労の投球術』が光ったとたたえた。

 先発・伊藤将は粘りの投球を見せてくれた。10日・広島戦で2回6失点するなど、今季はここまで本来の投球でない試合もあった。それでも伊藤将は器用で賢いピッチャー。頭で考える工夫と苦労の投球術を見せてくれた。

 この日のストレートは本来の走りではなかった。それでも例えば、投球間隔のリズムを変えるなどして、相手打者にタイミングを合わせさせないなどの投球が巧みだった。得点圏に走者を背負ったのは計4イニング。味方守備の乱れでピンチとなる場面もあったが無失点できりぬけた。

 伊藤将の後は桐敷、岩崎、ゲラがつないで完封勝利。村上をはじめ、この日の伊藤将と先発陣が状態を上げ始めている。リリーフ陣を含めてタイガースの強みでもある投手力が頑張りを見せる。一方の攻撃は三回に3連打で2得点。打線のつながりの『兆』も感じるゲームだった。

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