阪神・森下 キング弾!昨季10発が早くも5号 連勝ストップも「こどもまつり」夢届けた

 「阪神2-8ヤクルト」(26日、甲子園球場)

 連勝は7で止まったが、若き主砲がこどもたちに夢を届けた。阪神・森下翔太外野手(23)が四回2死、左中間席へリーグトップに並ぶ5号ソロをたたき込んだ。「ゴールデンウィーク こどもまつり」と銘打たれた今回のヤクルト3連戦。自身9試合連続安打と好調な3番打者が、次こそこどもたちに勝利を届ける。

 恥ずかしい姿は見せられない。満員の甲子園。さらに、多くのこどもたちが声をからした一戦でもある。森下が夢を届けた。「家族連れが多くいる中で、負けましたけどいいところは見せられたかなと思う」。反撃の一発で聖地を沸かせた。

 5点を追う四回2死。小川の初球139キロ直球を捉えた。打球速度162キロ、飛距離121メートルのアーチは左中間スタンドへ。「久しぶりにホームランが出て、感覚としては良かった」。19日の中日戦(甲子園)以来、5試合ぶりの一撃だ。

 今季5号はヤクルトのオスナと並び、リーグトップタイ。15打点は佐藤輝を抜いて、チーム単独トップになった。昨季は94試合に出場して、10本塁打。今季は24試合目で5本塁打とシーズン30発ペースの量産態勢に入っている。

 九回先頭でも木沢のカットボールに対応し、左翼へ大飛球を放った。「変化球も角度をつけられた。真っすぐで攻めてくるという予想がしやすくなる」。変化球も捉えられたことが次戦以降への布石にもなる。「あとは大事な場面で回ってきた時に、集中を保っていきたい」と次は、勝利に導く一打を自らに課した。

 この日は「ゴールデンウィーク こどもまつり」のイベントが開催された。スコアボードはひらがな表記になるなど、少年少女が熱い視線を送った。昨年は4月17日に出場選手登録を抹消され、5月19日に再昇格。“もりした”としての初出場で希望を届けることができた。

 9試合連続安打で自己最長も更新。「やってきたことは自信を持ってやってた。これからも続けていきますし、変えないところ」。迷いはない。相手のマークも厳しくなるが「相手投手を研究しながらやっていきたい」と誓った。

 チームは4失策とミスが目立った。それでも、全員で前を向いていくしかない。「エラーした人だけじゃなくて、自分も含めて仕切り直してやっていきたい」。7連勝でストップし、10試合ぶりの黒星でも悲観することはない。単独首位も変わらなかった。「明日は勝って、いい試合にしたい」。27日からは大型連休に突入する。すでにチケットは完売。森下がGWでも大暴れする。

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