DeNA-阪神戦で両先発が5回持たずにKOの異常事態 ノーガードの打ち合いに 阪神は5点先制許すも直後に4点返す

 「DeNA-阪神」(20日、横浜スタジアム)

 阪神が5点を追う四回に前川、木浪のタイムリーなどで3点を奪い、DeNA先発の森唯を降板へ追い込んだ。

 直前の三回裏には西勇がオースティンに3ランを浴びるなどして今季最短の三回途中5失点でKOを食らっていた。投高打低と称されたシーズンで両チームの先発がともに5回を持たなかったのは異例だ。

 さらに阪神は代打・井上が安打でつなぎ、近本がタイムリーを放って一気に1点差へ。沈んでいた左翼席の阪神ファンが息を吹き返し、六甲おろしを奏で続けた。

 今季は8月25日のDeNA戦でケイが五回途中4失点で降板。ヤクルトの山野が3回5失点でKOされた例がある。ただ今回は実績十分の西勇、ソフトバンクで長らくストッパーを務めてきた森唯のKO劇。打者有利とされる横浜スタジアムはノーガードの打ち合いの様相を呈してきた。

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