「ＤｅＮＡ－阪神」（２１日、横浜スタジアム）

　阪神の岡田彰布監督が勝負の非情采配をふるった。だがこの決断が裏目となり、一挙５失点のビッグイニングを作られて逆転を許した。

　４点リードの五回、ここまで好投していた青柳が連続二塁打で１点差に迫られた。なおも１死三塁から牧は三ゴロに仕留めて２死にこぎつけたが、続く佐野を四球で歩かせた。そしてオースティンに左前適時打を浴びて２点差に迫られたところで岡田監督がベンチを出た。

　青柳は４回２／３で降板。あと１死で勝利投手の権利を手にするところだった。だがシーズンも残り１０試合を切り、首位・巨人を追走するには一つも負けられない状況。厳しい決断を下す形となった。

　ここでＤｅＮＡベンチも動き、代打・宮崎を告げた。島本はカウント１ストライクからストレートがど真ん中に入り、左中間に逆転３ランを浴びてしまった。阪神は三回に４点リードを奪いながら一気にひっくり返されてしまった。