阪神・近本 岡田前監督との2年間「見ててすごく勉強になった」4番の重圧にも言及【一問一答】

 阪神の近本光司外野手(30)が10日、兵庫県西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨んだ。順調なら来季中に国内フリーエージェント(FA)権を取得するが、球団から提示された複数年契約ではなく、1年契約を選択。年俸は5000万増の3億7000万円で、チーム最高となることが確実となった。7年目の来季。不退転の覚悟でV奪還へ導く決意だ。(金額は推定)

  ◇  ◇

 (テレビ会見)

 -今季を振り返って。

 「ケガなくシーズンを終われたのが、自分の中では良かったです」

 -初の4番も経験。

 「すごくいい経験ができましたし、4番ってこういうことなのかなって思ってたのと、実際に立ってやっぱり違いますし。そこの重圧とかっていうのは、立ってみないと分からないものなんだなというのは感じました」

 -来季はその4番を務めていた大山が残留。

 「すごい悩んでいましたし、ストレスもあったと思う。本人が自分で決めたというのはすごい大きいこと。それはすごい尊重したいと思います」

 -また一緒にできる。

 「同級生なんで。いろんな思いもありますし、僕も来年その立場になるかもしれないので、そういうことも踏まえていろんな話を聞いてました」

 -岡田前監督と2年間の体験は。

 「いろんな野球の見方があるんだなっていうのはすごく勉強になりましたし、今までは自分のプレーっていうのを意識してやってましたけど、じゃあ人を、選手を、どういうふうに使うのかとか、どういうふうに起用するのかというのを、見ててすごく勉強になった2年間かなと思います」

 (記者囲み取材)

 -「ケガなく」という言葉を繰り返しているが、それだけ体に気を使ったのか。

 「年々、その意識って変わってくると思う。その意識の割合も変わってくるんで、体のことというのは年々増えてきてるのかなとは思いますね」

 -現役ドラフトでは関西学生野球で対戦した畠が巨人から加入。

 「大学で一緒にしてたんで。敵から味方になるっていうことで。また一緒に野球ができるんだなと思います」

 -来年は初めて投手出身の藤川監督の下でプレーする。

 「どういう采配をするかも分からないし、どういうコミュニケーションをするかも分からないんで。何も分からないんでどんな野球するんだろうぐらいしか(言えない)。ベースがないので」

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