阪神・藤川監督 「自信にしたい」カブスを機動力、ドジャースを投手力で撃破 2戦連続完封!開幕へ収穫大

 試合前、ドジャース・大谷(左)から声を掛けられ笑顔の藤川監督(撮影・伊藤笙子)
 試合後、記念撮影するロバーツ監督(左)と藤川監督(撮影・伊藤笙子)
 5回を終え、交代を告げる藤川監督(撮影・伊藤笙子)
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 「プレシーズンゲーム、阪神3-0ドジャース」(16日、東京ドーム)

 メジャー相手に自信を深める連勝だ。藤川阪神がカブスに続いて、ドジャースを撃破。終わってみれば2試合連続の完封リレーで、シーズン開幕へ弾みを付けた。

 「日本で野球をすることは、多少なりともウチのチームの方が慣れてる分、ファンの方に応援されながら、いいパフォーマンスを選手たちがしてくれたと思ってます」

 藤川球児監督は謙虚な姿勢を崩さなかったが、見どころ満載だった。先発・才木は5回1安打無失点の快投。佐藤輝の3ランでリードを奪うと、ゲラ、岡留、桐敷、石井がスコアボードに0を並べ、世界一軍団に自慢の投手力を見せつけた。

 前日のカブス戦はバントや盗塁を絡めた攻撃で快勝。メジャー経験のある指揮官は「日本人の強み。スモールベースボールで戦ってきているチームプレーでもある。そういうもので勝負しなければ勝負にならない。日本球界としても自信にしたい」と実感を込める。

 試合後、両チームの選手たちが楽しそうに写真撮影する光景にも明るい未来を見た。「敬語のない世界。年功序列がないというのは素晴らしく、選手たちを伸ばしていくと思っている」と指揮官。さらに選手たちが感慨に浸ることなく、シーズンに向けたコメントを発したことも「うれしいなと。自分はいい準備をまた次できる」とうなずいた。2試合で故障者もなし。収穫いっぱいのプレシーズンゲームとなった。

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