阪神・平田2軍監督 3安打の井坪に延長10回でバント指示「1軍行ったらバントせないかんやん」一問一答

 10回、三ゴロが悪送球となってサヨナラ勝ち。渡辺(右)に祝福されて照れ笑いを浮かべる井上(撮影・立川洋一郎)
 10回、三ゴロが悪送球となってサヨナラ勝ち。ナインとタッチを交わす井上(撮影・立川洋一郎)
 2回、右前へ同点適時打を放つ井坪(撮影・立川洋一郎)
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 「ウエスタン、阪神4-3ソフトバンク」(18日、日鉄鋼板SGLスタジアム)

 阪神は延長10回タイブレークの末、ソフトバンクの失策でサヨナラ勝ちを収めた。

 平田2軍監督の一問一答は以下の通り。

 -タイブレークは平田2監督人生で初めての経験

 「初めてですよ。タイブレークは後攻の方が有利だよね。有利不利あるというかね、1点取られたら最悪でも引き分けだっていう。気持ち的にも楽だもんね」

 -3安打の井坪にバントのサインを出した

 「そうや。バントよ。井坪なんか1軍行ったらバントもしないかんやん。彼らは打つだけじゃダメなんですよ。こういうプレッシャーかかるところで1軍はバントできる選手たちばっかりやん。そういうことはいい練習なので、井坪にとっては。シフト引かれた時に、あとは対応してバスターするとか、そういうことは勉強なんだけど。それはもう、1軍に行った時のね。タイブレークじゃなかったら打たせてる確率は高いかもしれないけど。8回、9回ならバントやらせてるよ。そういうことを求められる選手だよ」

 -タイブレークは選手たちにとっていい勉強になった。

 「いい緊張感で。やっぱり俺も初めての経験だけど。U-21で世界大会行った時にあったかな。タイブレーク。その練習をジャイアンツ球場でもやったもん。ジャイアンツとの練習試合で、ノーアウト1、2塁とノーアウト2塁じゃまた全然違う。6月ぐらいからノーアウト一塁になるんでしょ。見てるお客さんもスリリングで緊張感があって、ファンの人たちも『えー』って言うてたやん。ファンの人たち知らなかったんじゃない。タイブレークになるって。今日も客入ってたやん」

 -投手は今日の試合で気合いが入っていた。

 「岩貞、漆原、島本にしてもね。まあ、湯浅がちょっとまだまだ制球的に力みすぎなところね。あんなフォーク投げないで、まっすぐで行きゃいいのにと思うけど、そこは本人も色々もう抑えたい気持ちがね、強すぎるんだと思う。あそこで笹川から三振とった。30球超えてたんでね、どうかなと思ったんだけど、あそこはもう、あの1球は見事だったよ」

 -湯浅はシート打撃から中1日で登板した

 「シート良かったもん。室内で投げてたけど」

 -湯浅は連投テストの意味合いもあった。

 「いやいや、もう彼は故障者じゃないんで。今日も球数制限あんのかなと思って、30球超えたら変えなきゃいかんかって聞いたら、いやもう制限ないですって久保田が言ったんでね」

 -湯浅は今後もステップ踏んで連投もあるか

 「そうそうそう。でも今日で連投はやったよ。やったようなもん。これからは連投とかより、球の質とコントロールと。もっともっとフォークの精度がまだ。(打者が)びくともしないもん。三振取れないよ。その辺の湯浅のいい時の精度を上げていくというとこですよ」

 -平田監督の長いキャリアでもタイブレークは初めて

 「いや練習はしたことあるけど、(実戦では)初めて。向こうはなんていうの。満塁策とるかなとか、いろんなね。何通りも作戦が。表と裏ではベンチワークがあれするから面白いよ。その辺はもういらんこと言えないけど、そういったことはファンの人たちがやっぱり喜ぶから。白黒つけれるやん。10回までやけど、これ高校野球じゃないけどね。引き分けで終わるより、白黒つけれるという確率が高いっていうのは、見てるお客さんも面白い。そういう試みじゃないかなとは思う」

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