阪神・才木 グラスノーカーブ試す 25日2軍戦で登板、東京Dで伝授された“新球”初披露へ

 ノックの打球を指さしながら笑顔を見せる才木(撮影・立川洋一郎)
 ドジャースのグラスノー(左)と話す才木=16日
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 阪神の才木浩人投手(26)が24日、日鉄鋼板SGLスタジアムで行われた投手指名練習に参加。4月1日のDeNAとのホーム開幕戦に先発予定の右腕は、25日のウエスタン・オリックス戦(京セラ)に登板し同じ球場での予行演習に臨む。16日のドジャースとのプレシーズンゲーム後にタイラー・グラスノー投手(31)から伝授されたカーブを実戦で初披露する考え。“新球”も試しながら、開幕へ最高の準備をする。

 あたたかい春の陽気の下、汗を流した才木は実戦での“新球”解禁を明言した。「昨日ブルペンでいい感じだったんで、あとは試合の中で投げて、バッターの反応を見られたらいいなと思う」。メジャーリーガー直伝の球を試す機会がきた。

 16日にドジャースとのプレシーズンゲームで、5回1安打無失点と好投した右腕。試合後、通訳を連れてグラスノーの元へ駆け寄り、カーブの握りについて疑問をぶつけた。

 「あんまり時間はなかったけど、すごくいいことを聞けた」。超一流打者との対戦に加え、メジャー屈指の剛腕とも会話。貴重な時間を有意義に使った。帰阪後は教わった握りでカーブを練習。少し時間は空いたが、ようやく打者相手に投げるチャンスがきた。

 25日の登板は予行演習にもなる。才木のシーズン最初の登板は、4月1日に京セラドームで行われるDeNAとのホーム開幕戦。それに向けて、ファームの試合ではあるが、開幕前に同じ球場でマウンドに上がることができる。「登板1週間前に同じところで投げられるんで、しっかりマウンドを確認して開幕に合わせて迎えられたら」と力を込めた。

 今年は沖縄での初実戦こそ、2回4失点と崩れたが、そこから確実に状態を上げた。ファームやドジャースとの試合も合わせて、3月の実戦は計12回を無失点と抜群の安定感。「すごくいい感じに仕上がっていると思う。ケガとか体調不良もなくこれているので。健康でいけているので順調かなと思います」。コンディション面を含め、本人も納得の調整が送れている。

 それでも「開幕に100%でいくわけじゃないんで、そこから上げていく」と、まだまだ伸ばす部分もある。開幕前最後の試合でのテーマは「イニングと球数なんでそこだけ。しっかりクリアできるように」と話した右腕。開幕へ向けて自信を深める登板にする。

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