阪神・下村 手術後初捕手座らせ10球「正直、腕を振る怖さはある」

 右肘の内側側副靱帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)からの復帰を目指す、阪神の下村海翔投手(23)が10日、日鉄鋼板SGLスタジアムで行われた2軍練習に参加し、術後初めて、捕手を座らせてブルペンで投球を行った。

 ドラ1右腕が復帰へまた一歩前進した。捕手を立たせて15球、座らせて10球。力を込めて投げ込んだ。「正直、腕を振ることに対する怖さはある。怖い中で振れる全力みたいな感じ」。不安は払拭し切れていないが、強気な姿勢で挑んだ。

 ルーキーイヤーの昨年、春季キャンプで右肘の異変を訴え、4月に右肘手術を受けた。7月にはキャッチボールを再開。今年に入ると、2月の具志川キャンプからブルペン入りするなど元気な姿を見せていた。

 努力を重ねながら歩んできた復活への道。100球を投げられるようになれば、打者相手への投球へと進む予定だ。「それだけ投げて問題なければ実戦感覚を取り戻すだけ。球数をどんどん増やしていければ」と、焦ることなく先を見据えた。

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