阪神が連敗ストップで甲子園初勝利 初回5連打で中日・高橋宏攻略、村上は無傷3勝目

 1回、前川の勝ち越し2点適時二塁打で生還した(右から)森下、大山に拍手を送る藤川監督(撮影・中田匡峻)
 1回、森下の同点2点適時打で盛り上がる阪神ナイン(撮影・中田匡峻)
 1回、森下(手前)の同点2点適時打で生還した佐藤輝(中央)と中野(右)はナインとタッチを交わす(撮影・中田匡峻)
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 「阪神6-3中日」(11日、甲子園球場)

 阪神が中日に競り勝ち連敗を2で止め、貯金を1とした。本拠地・甲子園で今季3試合目にして初勝利。先発の村上が5回4安打3失点の粘投で無傷の3勝目を手にした。打線は初回、中野からの5連打などで中日のエース・高橋宏の攻略に成功した。

 試合は初回から動いた。先発・村上が上林に先制2ランを浴びた直後に打線が奮起した。1死から中野が右前打で出塁すると、佐藤輝の右翼線二塁打で好機を拡大。1死二、三塁から4番・森下が右中間へ待望の2点タイムリーを放ち、同点とした。38イニングぶりの適時打で先制すると、猛攻は終わらない。大山が中前打で一、三塁にとすると、前川が左翼線を破り、2点を勝ち越した。5連打で中日の先発・高橋宏を攻略し、一気に勝ち越しに成功した。

 さらに四回には2死から近本、中野の連打で追加点。中野は二回にも左中間を破る二塁打を放ち、今季初の猛打賞を記録。試合前の時点で打率1割台と苦しんでいたが、復調の兆しとなる固め打ちになった。打線は5回までに11安打。4日の巨人戦(東京ームド)で13安打して以来、5試合ぶり3度目の2ケタ安打を記録。今季最多安打を更新した。

 一方、投げては先発の村上が粘りの投球。初回、上林に右翼ポール付近に飛び込む2ランを浴びたが、以降は立ち直って危なげない投球を見せた。五回にも先頭・村松に与えた四球から追加点を与えたが、リードを守って降板した。「先制されてしまっても、すぐにみんなが逆転してくれたので投げやすかった。追加点を取ってくれたあと失点を許してしまったり、5回までしか投げることができず悔しいです」と感謝の1勝になった。

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